配送や警備など、建物内の活用広がると期待
エレベーターやエスカレーターの新設・保守などを担う世界的企業オーチス・ワールドワイド・コーポレーションの日本法人、日本オーチス・エレベータは8月3日、ZMPと共同で、エレベーターとロボットの連携実験を実施、成功したと発表した。
日本オーチスのAPI「Otis Integrated Dispatch (オーチス・インテグレート・ディスパッチ) 」を用いて、ロボットがエレベーターとワイヤレスで従来よりも円滑に連携し、人間の手を借りず、ビル内の異なるフロア間を移動することを可能にした。
実用化が進めば、配送や警備など向けのロボットがオフィスビルなどの中を現状より一層自由に動き回ることができるようになると期待される。
日本オーチスのショールームで走行するPATORO(パトロ)
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
日本オーチス ティボー・ルフェビュール社長
「病院、ホテル、商業施設などでは、顧客体験の向上、安全でタッチレスなソリューションの提供、従業員の生産性向上のためにサービス・ロボットを導入するニーズが高まっています。オーチスでは、これらのロボットがビル内を自律的かつスムーズに移動できるよう、ロボットとエレベーターの連携に向けた研究や開発に取り組んでいます」
ZMP 龍健太郎ロボライフ事業部部長
「今回のオーチスのクラウドシステムとRobo-Hiの連携は、ロボットフレンドリーなOtis Integrated Dispatch技術により、非常に短期間の開発で実現できました。今後も日本オーチス社と共に、エレベーターと連携した、さらに自律的で高度なロボット運用に向けて取り組んでいきたいと考えています」
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)