山形が地盤の車両サービス会社に事業継承で地域性生かす
三菱ふそうトラック・バスは12月7日、全額出資子会社でトラックの架装を手掛けるパブコ(神奈川県海老名市)が仙台工場の車体・運送用機器の製造・販売ならびに修理事業で新会社を設立し、全株式を地元車両サービス企業のサニックス(山形市)に譲渡すると発表した。
新設分割会社として「サニックス仙台」を立ち上げ、持ち分をサニックス子会社の佐藤商事(仙台市)が全て譲り受ける。
パブコは相模工場(神奈川県海老名市)、近畿工場(奈良県大和郡山市)、仙台工場(仙台市)を保有・運営。このうち仙台工場は地域に特化した架装を数多く手掛けてきた。新会社設立は地域密着型工場の特性を生かし、顧客への製品・サービス提供をより高めるのが狙い。
サニックスは山形県を地盤に東北エリアで自動車の製造・整備・板金塗装などのサービスを幅広く展開しており、品質と信頼性で高い実績と評価を得ている。
(鳥羽俊一)