セイノーHDとエアロネクスト、電通が新たに北海道・上士幌町でドローンなど活用の「スマート物流」展開へ

セイノーHDとエアロネクスト、電通が新たに北海道・上士幌町でドローンなど活用の「スマート物流」展開へ

包括連携協定締結し農業の負荷軽減や観光商品開発にも着手

セイノーホールディングス(HD)とドローン開発を手掛けるエアロネクストは8月11日、電通と協力し、ドローンなどの技術を活用して山間部などの過疎地でも確実に荷物を各世帯へ届けられる地方向けの新たなスマート物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」を新たに北海道上士幌町で展開すると発表した。

4者間で同日、包括連携協定を締結した。同サービスは山梨県小菅村で実施しており、国内では2カ所目となる。

セイノーHDとエアロネクスト、電通は同町の事業者と連携。SkyHubを同町で本格的に提供するほか、ドローンを活用した農業の作業負荷軽減、観光商品の開発などにも取り組む予定。

上士幌町は人口約5000人。農業が盛んだが高齢化が進んでいることなどから、同町はドローンを生かした物流などを展開、町民サービスの生活利便性向上と経済活性化につなげたい考え。災害時のドローンを活用した被災状況把握や救援物資輸送なども検討する見通し。


協定に調印した(左から)エアロネクストの田路圭輔CEO(最高経営責任者)、上士幌町の竹中貢町長、セイノーHDの河合秀治執行役員、電通の徳山日出男執行役員(各社提供)


エアロネクストが開発した物流専用ドローン(エアロネクスト提供)

(藤原秀行)

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