TikTok運営のバイトダンスなどから、中国や欧米でビジネス展開へ
AMR(自律走行ロボット)開発などを手掛ける中国のスタートアップ企業シリウスロボティクスは8月18日、新たにシリーズB(経営が軌道に乗り安定化した段階)として、総額2000万ドル(約22億円)超の資金調達を実施したと発表した。
人気の動画アプリ「TikTok」を運営するByteDance(バイトダンス)がリードインベスター(主導的立場を果たす投資家)、レノボ系のLenovo Capital and Incubator Groupがコ・インベスター(相乗り投資家)を務め、他の投資ファンドも参加した。
シリウスロボティクスは日本や韓国、シンガポールを中心に、EC物流倉庫向けの物流AMRを活用した物流DX(デジタルトランスフォーメーション)支援ソリューションを提供している。今後は中国や欧米でビジネスを展開し、独自開発したAMRオペレーションシステム「megacosmOS」などを通じて幅広い領域でAMRの普及促進を目指す。
シリウスロボティクスのAMR活用イメージ(同社提供)
(藤原秀行)