2・4万平方メートル、22年11月竣工見込む
オリックス不動産が、千葉県市川市塩浜で新たなマルチテナント型物流施設「(仮称)市川塩浜Ⅱロジスティクスセンター」の開発を進めていることが分かった。今秋に着工する見通し。
地上4階建て、延べ床面積は約2万4100平方メートルを計画。2022年11月の竣工を見込む。同社が得意とする中小規模の案件だ。隣接地では16年に同じく物流施設「市川塩浜ロジスティクスセンター」が完成しており、同エリアで2棟目となる。
「市川塩浜Ⅱ」はJR京葉線の市川塩浜駅から300メートル程度に位置。周辺にはアマゾンジャパンなどの物流拠点が数多く存在し、首都圏でも有数の物流適地となっている。
オリックス不動産は21年度に首都圏などで計8カ所、物流施設の開発に順次着手する計画。神奈川県愛川町では同社としては過去最大級となる地上6階建て、延べ床面積約18万平方メートルの案件を想定している。同社が手掛ける先進的な機能を持つ物流施設は今後もeコマースの利用拡大などで需要が見込めると判断しており、着実な開発を継続する方針だ。
一連の物流施設開発に際しては、オリックスグループで産業用ロボットのレンタルを手掛けるオリックス・レンテックと組み、入居企業の自動化・省力化をサポートするなど、グループが持つ機能を活用、差別化を図る。
(藤原秀行)