運転席と荷室に監視カメラ、異常を自動検知し警告
中国の監視カメラ大手、浙江大華技術股份有限公司(Zhejiang Dahua Technology、ダーファテクノロジー)の日本法人Dahua Technology Japanは9月24日、トラックの事故回避や盗難防止をサポートする新サービスを日本で展開すると発表した。
運転席と荷室にそれぞれ監視カメラを設置。荷室内で人を検出したり、輸送中にドアが開いたりするとアラームでドライバーに警告する。煙検出器を取り付け、火災による荷物の損傷を防ぐことも可能。
事故が起きた場合、自動的に撮影した画像で状況を確認。原因の分析や保険金請求に活用できる。他にも、先進運転支援システム(ADAS)などを使い、車間距離が詰まった場合などに注意を喚起、危険を迅速に避けられるよう支援する。
海外では既に国営の中国郵政集団(チャイナポスト)や香港のケリーロジスティクスなどが採用。日本では2023年末までに運送会社200社の導入を目指す。
サービスの概要(Dahua Technology Japan提供)
(藤原秀行)