宅配全体も20カ月連続プラス、EC利用普及が追い風
ヤマト運輸が10月6日発表した9月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比17・1%増の1億7784万6745個となった。2020年2月以来、20カ月連続で前年同月実績を上回った。
このうち、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」は67・1%増の3227万1021個で、4カ月続けて伸び率が50%台を超えた。新型コロナウイルスの感染拡大が契機となったEC利用の普及持続が追い風となっている。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は9・8%増の1億4557万5724個で、全体の数量と同じく20カ月続けて前年水準を超えた。
一方、企業がメーンのクロネコDM便は1・0%減の7385万8184冊だった。
(藤原秀行)