普及裏付け、特定業者のコンビニ配送では8割に
メルカリは10月28日に発表した物流サービスの企画・開発・運営を担う子会社「メルロジ」設立のプレスリリースの中で、メルカリのフリーマーケットアプリの取り扱い規模を紹介した。
同社はフリマアプリの提供を2013年7月に開始。現在は月間利用者数(1カ月に1回以上、アプリかウェブサイトを閲覧した登録ユーザー数)が直近の9月で約2000万人、昨年12月末までの累計出品件数は20億品を突破した。
同社の調べによれば、20年の日本全体の宅配便取扱個数(約48億個)のうち、メルカリのフリマ関係の荷物が占めた割合は5~10%に達した。また、コンビニエンスストアからの荷物発送では、特定配送業者のサイト連携サービス(事前にインターネット経由で発送を予約できるサービス)におけるメルカリの割合が約80%になっているという。
メルカリはフリマの普及拡大に伴い、日本の物流で負荷が高まっていることを踏まえ、新会社を軸に荷物発送・集荷の効率化をさらに推し進めていく計画だ。
(藤原秀行)