パナソニック子会社、物流などの作業負荷減らすパワードウエアを海外展開へ

パナソニック子会社、物流などの作業負荷減らすパワードウエアを海外展開へ

国内は既に160着受注、来年1月にアジア市場へ投入

 パナソニック子会社で各種ロボットの開発を手掛けるATOUN(アトウン、奈良市)は12月20日、腰に装着して物流などの作業負荷を抑えるパワードウエア「ATOUN MODEL Y(アトウン モデル ワイ)」を2019年1月から海外で販売すると発表した。

 国内では今年7月に発売、既に160着の受注を獲得している。今後はシンガポールの大手物流企業に提供するほか、韓国や香港、台湾でも取り扱っていく予定。来年1月に米ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市「CES2019」にも出展する。

 併せて、歩行を支援するタイプのパワードウエア「HIMICO(ヒミコ)」についても、プロトタイプで歩く際の負荷を減らす効果が確認できたと説明。一段の小型軽量化など改良を進め、19年度には発売に向けたテストマーケティングを実施する計画。


「ATOUN MODEL Y」(左)と「HIMICO(プロトタイプ)」(ATOUN提供)

(藤原秀行)

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