ニプロと日立物流西日本が入居決定、9割で確定済み
ラサール不動産投資顧問は11月24日、神戸市西区で新たなマルチテナント型物流施設「ロジポート神戸西」が同19日に竣工したと発表した。ニプロと日立物流西日本の入居が決定しており、賃貸面積の88%で確定済み。
鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)で地上4階建て、延べ床面積は4万9973平方メートル。「神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)」内に立地し、24時間365日のオペレーションが可能。
神戸淡路鳴門自動車道、山陽自動車道の神戸西ICから約1キロメートルと近接。神戸港、三宮へ30分、大阪中心部へ1時間と、関西商圏へのアクセスに強みを持つ。京都方面には山陽道から新名神高速道路(神戸JCT~高槻JCT間)ルートと、中国自動車道、名神高速道路ルートの2通りを選択可能。西日本の広域をカバーできると見込む。
1階に高床・低床の両面トラックバース、2階に大型車両が直接乗り入れられるスロープを設置。倉庫の梁下有効高さ5・5メートル以上(1・4階は6・3メートル以上)を確保し、荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基ずつ導入した。
防災面では共用部・荷物用エレベーターなどの電力を72時間程度維持する非常用発電機を設置。庫内はLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を配置するなど、省エネ・環境対策に注力している。感染症対策として、光触媒除菌脱臭機をラサールの「ロジポート」ブランド物件で初めて採用した。
「ロジポート神戸西」の外観
倉庫内と所在地(いずれもラサールプレスリリースより引用)
(藤原秀行)