アイホンとPacPortが資本・業務提携 、オートロックマンションでも置き配対応可能に

アイホンとPacPortが資本・業務提携 、オートロックマンションでも置き配対応可能に

物流事業者の円滑な配送促進

ドアホンなどの製造・販売を行うアイホンは12月3日、宅配ボックスなどを手掛けるPacPort(パックポート)と、12月1日付で資本・業務提携契約を締結したと発表した。具体的な出資額は開示していない。

マンションなどの集合住宅では居住者の在・不在にかかわらず各戸の前の宅配ロッカーや置き配で対応するニーズが拡大しているが、エントランスのオートロックが宅配業者による効率的な配達を進める上で課題となっている。

そこで、アイホンのオートロック機能とPacPortのクラウドベース宅配ボックスサービスを連携させ、居住者がインターホンで対応しなくても、宅配員が荷物ごとに振られた番号などを利用して、オートロックの解錠操作を行い、各住戸に荷物を配送できるようにする。居住者がより安全に、非対面で荷物を受け取るサービスが実現できると見込む。

既に都内の新築マンションでシステム採用が決まっており、両社は今後、利用できる物流事業者の拡大などを図り、全国規模のシステム普及に向けて共同で事業展開していく予定。

(ロジビズ・オンライン編集部)

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