資材不足などで予定より遅れ、設備能力2.3万トンに増強
ニチレイロジグループ本社は12月10日、フランス子会社のENTREPOTS GODFROYが同国リヨンに構えているリヨン物流センターで工事を進めてきた増設棟が竣工したと発表した。
増設棟の設備能力は1万6000トンで、既存棟との合計は2万3000トンに達した。当初は今年10月の完成を見込んでいたが、世界的な資材不足などの影響で工事の進捗が遅れていた。
これまで同社はリヨン近郊向け中心の保管・配送拠点として同センターを活用していた。周辺エリアで低温物流の需要が伸びているのを受け、能力増強と運送機能拡充を図る。
今後は増強した保管設備とクロスドック機能を生かし、フランス南部の保管・配送需要を着実に取り込むとともに、北部向けの幹線輸送サービスを提供する計画。
リヨン物流センターの外観。左奥が増設棟(ニチレイロジグループ本社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)