名鉄ワールドトランスポート、大阪・和泉市に物流拠点新設

名鉄ワールドトランスポート、大阪・和泉市に物流拠点新設

GLRインベストメント開発関与の施設入居、既存の南港保税倉庫と連携も

名古屋鉄道の100%子会社で国際物流を手掛ける名鉄ワールドトランスポートは5月7日、西日本地域の物流サービス体制強化のため、大阪府和泉市で新たな旗艦物流拠点「大阪グローバルロジスティクスセンター(OGL)」を5月1日に開設したと発表した。

同社は言及していないが、ジーエルアール(GLR)インベストメントが開発に携わった物流施設「G-SQUARE和泉」に入居している。

 
 


OGLが入る物流施設の外観/内観(GLRインベストメント提供)

OGLは延床面積が6467㎡(1956坪)。大阪南港まで約40分、関西国際空港まで約25分と物流インフラへのアクセスの良さが強み。内陸高台(標高70メートル)の立地は自然災害リスクも低く、荷主企業のBCPニーズにも対応できると見込む。

OGL開設により、既存の大阪南港保税倉庫(南港オペレーションセンター 大阪市住之江区)と連携できるようになり、西日本における物流ネットワークを質・量ともに拡充することが可能とみている。

2拠点体制に移行することで、OGLが強みとしている保管・在庫管理・流通加工・EC対応・プロセスセンター・広域配送と、南港オペレーションセンターが得意としている保税機能・航空貨物対応・輸出入業務を組み合わせ、多様化・高度化するサプライチェーン運営効率化ニーズに対応する。

併せて、OGLは「東京グローバルロジスティクスセンター(TGL東京都大田区)」とも連携、全国規模でサービス提供体制を強化する。

新センター概要
所在地:大阪府和泉市あゆみ野1-12-1 G-SQUARE和泉1階
開設日:2025年5月1日
延床面積:6,467.94㎡(1,956.54坪 バース、事務所含む)
提供サービス:
倉庫保管(非保税)、在庫管理(WMSによる管理)
入庫作業(コンテナデバン、バンニング、調達物流集約、製造工程払出し等)
流通加工(仕分け、店舗振り分け、ローカライズラベル貼り、検品、EC対応等)
国内輸配送など

 
 

(藤原秀行)

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