成田空港の滑走路新設・延伸、来秋めどに準備工事を順次スタートへ

成田空港の滑走路新設・延伸、来秋めどに準備工事を順次スタートへ

運営会社が計画公表

成田空港の運営会社、成田国際空港(NAA)は12月23日、2028年度末の供用開始を目指している新滑走路の建設と既存滑走路の延伸について、事業の概要を説明するためのパンフレットを公表した。

この中で、滑走路延伸に向け、22年秋ごろをめどに近隣を走る東関東自動車道を一部地下化するなどの準備工事に着手する方針を表明。滑走路新設に伴い、近くの川の排水整備などの関連工事は23年度にスタートすることも打ち出した。

今後は用地買収交渉や埋蔵文化財の調査などを進める予定。

NAAの計画によると、長さ3500メートル、幅45メートルの滑走路Cを新たに整備するほか、既存の滑走路Bを1000メートル伸ばして3500メートルとする。NAAは工事完了により年間の発着可能回数が現状の約1.7倍の50万回まで増やせると見込む。

(藤原秀行)

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