吉田社長が米CES前の記者会見で公表、市場投入を本格検討
ソニーグループは1月5日、EV(電気自動車)事業を手掛ける新会社「ソニーモビリティ」を今年春に設立すると発表した。
吉田憲一郎社長CEO(最高経営責任者)が1月4日(現地時間)、米ラスベガスで先端技術に関する大型の国際展示会CESの開幕を前に記者会見し、方針を公表した。
ソニーグループは2020年のCESでEVの試作車を公開、欧州で公道を使った走行試験を続けていた。吉田社長は「ソニーはモビリティを再定義する『クリエイティブエンタテインメントカンパニー』になれると考えている」と説明。EVの市場投入を本格的に検討していく意向を示した。
同社は会見で、新たなSUV(多目的スポーツ車)タイプのEV「VISION-S 02」を公開した。今年のCESにも出展する。
SUVタイプの「VISION-S 02」。右は20年公開の「VISON-S 01」(ソニーグループプレスリリースより引用)
(藤原秀行)