運用資産残高が世界3位のアセットマネジメント会社に成長
物流施設開発大手のESRグループを統括する香港のESRケイマンは1月26日、シンガポールの不動産投資運用会社ARAアセットマネジメントの買収を同日付で完了したと発表した。
ESRは買収方針を昨年8月に公表していた。買収額は52億ドル(約5900億円)。同社はARA買収で運用資産残高(AUM)が1400億ドル(約15兆9000億円)に達し、アジア太平洋では最大、上場企業としては世界第3位の規模の不動産アセットマネジメント会社に成長したと説明している。
先進的な物流施設やデータセンターのAUMは約590億ドル(6兆7000億円)に達した。今後も継続的に優良な物件へ投資していく方針。
(藤原秀行)