エンジン3機種と搭載車両は出荷停止、国にも報告
日野自動車は3月4日、日本市場向け車両用エンジンの排出ガスおよび燃費に関する認証申請に不正行為があったことを確認したと発表した。
不正行為が判明したエンジン3機種と搭載車両は同日、出荷を停止することを決めた。既に国土交通、経済産業の両省にも報告した。
出荷停止を決めたのは、中型エンジン「A05C」と大型エンジン「A09C」「E13C」。このうち「A05C」は中型トラックのレンジャー、「A09C」「E13C」は大型トラックのプロフィア、大型観光バスのセレガにそれぞれ搭載している。
東京都内で同日記者会見した日野自動車の小木曽聡社長は「多くの方々にご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする」と謝罪。リコールなどの対応を早急に進める方針を強調した。
記者会見の冒頭、不正行為を謝罪する日野自動車の小木曽社長(左)と下義生会長
(藤原秀行)