スペースが展開、「2024年問題」への対応促進
スペース(愛知県蒲郡市)は3月9日、運送会社を中継地として活用し、全国一斉に中継輸送を実現するサービス「ドラ基地」について、4月1日にβ版をリリースすると発表した。
ドラ基地は日本で初めて、運送会社間で敷地をシェア、有効活用できるようサポートするサービス。駐車場や荷下ろし場、フォークリフトなどをシェアし、「中継輸送」の拠点を全国各地で配置することが可能になる。
ドライバーの長時間拘束への規制が強化される「2024年問題」への対応を後押しするのが狙い。
例えば中継が必要な時は他社に敷地を借り、使っていない場合は他社に敷地を貸し出すといった利用を想定。全国に拠点がない企業でもホテル予約サイトのように、手軽に拠点を押さえられるようになると見込む。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
主な特徴と解決できる課題
・拠点探しが容易
中継輸送に必要な拠点の検索から予約までドラ基地ならオンラインで一元管理が可能。
・様々なシーンに対応
荷物の乗せ替えに加え、車両の交換、ドライバーの仮眠場所の確保、フォークリフトの手配など。
・突発する物流ニーズにも対応
ドラ基地は時間制の拠点シェアサービスのため、新型コロナウイルス禍で激変する物流ニーズに対し柔軟な臨時便運行をサポート。
・空スペースの収益化
物流拠点の広大な敷地を空いている空間を空いている時間だけ収益化させることが可能。
今後について
・拠点の拡大
「2024年問題」に備えて、関東・関西をはじめとする全国に向けて拠点を拡大する。
・システムの改良
今後、ローンチに向けて現地のチェックイン無人化、中継輸送専用保険などを追加していく予定。
・現地実証実験の実施
現地での検証を重ねることにより、さらにサービスをブラッシュアップする。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)