22年中に10台、第1弾は京都と東京に配備
DHLジャパンは3月23日、日本で三菱ふそうトラック・バス製EV(電気自動車)トラック「eCanter(eキャンター)」を導入したと発表した。
2022年中に10台の導入を予定しており、第1弾となる2台を京都市と工場・倉庫が集積する東京品川区八潮周辺の集配業務に投入する。
DHLジャパンがこれまでに導入したEV車両、中央がeCanter(DHLジャパン提供)
DHLは2050年までにロジスティクス関連のCO2排出量を削減し実質ゼロにする「ミッション2050」を目標に設定。世界各地でEVの導入や新規施設のカーボンニュートラル化など気候変動対策の取り組みを積極的に推進している。
2030年までにラストマイル配送車両の60%を電動化するなど、よりクリーンなオペレーションのために70億ユーロ(約9000億円)を投資する方針。を発表しました。既に全世界でグループとして導入したEV車両は2万1400台に上る。
日本でも14年に軽貨物用EVを採用した後、21年は4月に電動三輪車を3台、8月に電動軽車両を4台、9月に電動バイクを10台導入するなど、配送車両のEV化を加速させている。
EV車両の前で撮影に応じるDHLジャパンのトニー・カーン社長(中央右)と栁澤剛取締役業務本部長(中央左)(同社提供)
(藤原秀行)