日鉄興和不動産が兵庫・尼崎で10万㎡の物流施設完成、アマゾンが1棟借り

日鉄興和不動産が兵庫・尼崎で10万㎡の物流施設完成、アマゾンが1棟借り

近畿圏2棟目

日鉄興和不動産は3月24日、兵庫県尼崎市で新たな物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)尼崎Ⅱ」が竣工、運営を開始したと発表した。アマゾンジャパンが1棟借りし、同社としては西日本最大となる物流拠点「アマゾン尼崎フルフィルメントセンター」として活用する。

地上4階建て、延べ床面積は約10万平方メートルで、LOGIFRONTシリーズとしては過去最大規模。鉄鋼関連の工場跡地を活用した。近畿圏では2棟目の竣工した物流施設となる。

大阪市中心街から10キロメートル圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線の東海岸ICから約1キロメートル、中島ICから約4キロメートル、阪神高速道路神戸線の尼崎東IC、尼崎西ICからそれぞれ約5キロメートルに位置している。

日鉄興和不動産は今回完成した物流施設と併せて、尼崎市内で「LOGIFRONT尼崎Ⅳ」、「LOGIFRONT尼崎Ⅲ」の計3施設の開発を一体的に進めている。

「尼崎Ⅱ」は建物の設計時からアマゾンと協議を重ね、倉庫内はブレース(筋交い)のない構造、保管スペースのレイアウトのしやすさや配送効率に配慮した柱スパン、各階で最適な寸法にカスタマイズした梁下有効高さなどを備えている。

全館空調、ドライバー休憩室の設置、従業員専用駐車場や駐輪場の確保など、施設利用者の働きやすさに配慮した計画を採用した。

■「LOGIFRONT尼崎Ⅱ」施設概要
名称:LOGIFRONT尼崎Ⅱ
所在地:兵庫県尼崎市東海岸町20-1他(地番)
交通:阪神高速道路湾岸線「東海岸IC」約1km、「中島IC」約4km
阪神高速道路神戸線「尼崎東IC」「尼崎西IC」約5km
延べ床面積:約100,000㎡
階数:鉄骨造4階建
設計・監理:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
施工:日鉄エンジニアリング株式会社
スケジュール:2019年12月1日着工、2021年2月5日竣工

(藤原秀行)

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