シンクタンク創設、大学生参加したゼミやアイデア競うコンテストも予定
兵庫県と兼松、中央復建コンサルタンツ、パソナグループ、BUZZPORTの5者は4月27日、「空飛ぶクルマ」を生かした地域創生や観光開発を担う人材の育成と地域活性化に向け、連携すると発表した。このほど、協定を締結した。
連携の第1弾プロジェクトとして、シンクタンク「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」を創設。空飛ぶクルマの存在意義を利用者の視点から捉え、次世代を担う若者とともに、いかに環境負荷低減や地域の人材活用といったSDGsの流れの中で生かせるかを構想していく予定。
将来の空飛ぶクルマを使った旅客運送などの事業に携わる人材を兵庫県から輩出することも目指す。
(兵庫県など提供)
同研究室が手掛ける具体的な取り組みとして、多数の関係者が空飛ぶクルマの有効活用に向けた方策の議論内容などを共有できるバーチャルラボの創設、兵庫県在住・在学で観光や地方創生に関心がある大学生を選抜、活用方策を探る「空飛ぶクルマゼミ」の運営を検討。
全国の高等学校を対象に開催する観光アイデアを競うコンテスト「観光甲子園」に「空飛ぶクルマ部門」を新設、若者視点で各地の社会課題解決や観光活性化の事業構想アイデアを出し合ってもらうことも予定している。
(藤原秀行)