「ゼロエミッション」実現に貢献目指す
商船三井と旭タンカーは4月27日、世界初のEV(電動)タンカー「あさひ」が4月26日、横浜港大黒ふ頭のC1番岸壁で、商船三井が運航する自動車専用船「VICTORIOUS ACE」(ヴィクトリアス・エース)に燃料供給を実施したと発表した。
あさひによる初めての補油活動となった。
ゼロエミッション電気推進タンカー「あさひ」
補油の様子(いずれもプレスリリースより引用)
あさひは大容量リチウムイオンバッテリーからの電力でモーターを駆動・推進し、荷役、離着桟、停泊中の電源も同じくバッテリーの電力で全て賄うことが可能。船からの温室効果ガス排出がないゼロエミッションオペレーションを実現する。エンジンのメンテナンス作業軽減により、乗組員の労務負荷軽減も期待されている。
両社は今後もEVタンカーを利用した補油活動を継続し、燃料供給活動の過程でも温室効果ガス排出削減に貢献していきたい考え。
(藤原秀行)