改正電帳法にも対応、電子契約から書類保管まで円滑に取り扱い
寺田倉庫は5月10日、新たな文書管理システム「CLOUD CABINET(クラウドキャビネット)」の提供を2022年冬に開始すると発表した。
2022年1月施行の改正電子帳簿保存法(電帳法)に対応し、新システムは紙の文書と電子文書が混在してもユーザーが検索やデータの出し入れ・廃棄などの処理を簡単に行えるよう配慮。CLOUD CABINETが電子契約サービスなどを提供するベンダーと数多く連携することで、ユーザーは文書の円滑な一元管理が可能になるとみている。
利用イメージ(寺田倉庫提供)
「CLOUD CABINET」紹介Webサイト:https://www.terrada.co.jp/document/service/cloudcabinet
寺田倉庫は1975年に書類保管サービスを開始。預かった書類を一元管理できるシステム「eTRUNK」は2500超の企業が利用している。新たに開発するシステム「CLOUD CABINET(クラウドキャビネット)」は紙文書の管理に特化した「eTRUNK」の機能に加え、PDFなどの電子文書の管理や複数の電子契約サービスとの連携により、過去の契約書と新たな電子契約書の両方を同一システム内で、スムーズに取り扱える。
システム開発に伴い、イタンジが提供する不動産関連電子契約システム「電子契約くん」とのシステム連携を予定している。
(藤原秀行)