ウクライナ侵攻で送達手段確保できず
日本郵便は5月16日、ロシア宛ての国際郵便物に関し、ウクライナ侵攻に伴い、運送途上にあった郵便物が5月下旬以降、順次日本に返送されると発表した。送達する手段を確保することができないため。
既にロシアと、同国を経由して運送されるウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ベラルーシ宛て船便郵便物（ベラルーシは船便通常郵便物のみ）は新型コロナウイルスのパンデミック（世界的感染拡大）で航空便や船便の運航が大混乱し、送達手段が確保できなくなったことから、今年1月27日以降、引き受けを停止している、
返送されるのは昨年11月から今年1月ごろまでに引き受けたロシアなど宛ての船便郵便物。日本に到着した後、差出人の住所を受け持つ郵便局から返送していく予定。
（藤原秀行）
