4月施行の改正船員法に対応、スマホやタブレットでワンタップ
船舶管理システムの開発などを手掛けるスタートアップのザブーンは6月23日、スマートフォンやタブレットで船員の煩雑な勤怠登録をワンタップで記録、自動で労務管理記録簿を作成できるクラウドサービス「MARITIME7(マリタイムセブン)」をリリースしたと発表した。
「船員の働き方改革」をうたった今年4月施行の改正船員法に対応した労務管理記録簿を作成することが可能。スマホやタブレットでワンタップするだけなので、サービス導入が船上業務を圧迫することがないという。従来は紙で記録していた労働管理をデジタル化し、船員の働き方改革を後押しする。
シンプルで使いやすいUIが特徴
就労時間などが改正船員法の基準に抵触した際はアラートで通知。電波の届かない海域においても、スマホやタブレットからオフラインで勤怠登録できる。オフラインの間に登録した勤務記録はオンライン時に同期される。追加機器の導入や工事などは一切必要なく、アカウント発行後すぐに勤怠登録できるのが特徴。
さらに、乗下船の管理機能を標準搭載。複数の船に乗下船する船員を一元管理することが可能。
複雑な労務管理記録簿を自動で作成(いずれもザブーン提供)
(藤原秀行)