経産省の官民検討会が初会合、スタートアップから優良な技術・サービス募るコンテストも開催へ
経済産業省は7月4日、「物価高における流通業のあり方検討会」の第1回会合を開催した。
ロシアのウクライナ侵攻などを受けてエネルギー価格といったコストが高騰している中、小売・流通業がDXで業務を効率化し、事業を安定的に継続できるようにするよう促す方策を検討。実際の政策などに反映させることを目指す。
検討会は学識経験者や業界団体幹部、シンクタンクの研究者らで構成。物価高を乗り切るため、輸配送や在庫管理の最適化、店舗の接客省力化などの方向性を議論する。
併せて、小売・流通業のDXを加速させるため、スタートアップを対象に、配送ルート最適化や車両管理効率化、需要予測、店舗の人員配置最適化、決済、食品ロス削減などの優れた技術・サービスを募集、表彰するコンテスト「SUPER-DXコンテスト」を開催することも公表した。募集締め切りは9月16日。
(藤原秀行)