労働力不足への自動化対応など院生100人に紹介
SBSホールディングス(HD)は7月15日、東京大学先端科学技術研究センターの先端物流科学特論講座で6月27日に講演を行ったと発表した。
東京大学の先端物流科学寄付研究部門は、先端技術による物流業界の課題解決や必要な高度人材の育成などを目的に掲げ、賛同した複数の物流企業が出資する形で設立された教育機関。SBSグループは2020年から参画しており、今回はその取り組みの一環として登壇した。
講演はSBSHDで物流現場の機械化・自動化に取り組むLT企画部の曲渕章浩部長が、従来のSBSグループの成長戦略や、昨今のEC市場拡大を見据えた次の成長戦略を骨子に据え、今後の労働力不足への対応や、ラストワンマイルへの活用を想定したソリューションの、LT(ロジスティクス・テクノロジー)視点による考え方や取り組み事例などを約100人の大学院生に紹介した。
曲渕部長は「社会インフラといえる物流はその維持だけでも問題・課題が山積みな状況であり、解決には産業の根幹からの改革や最新テクノロジーの活用が不可欠。そのため、何より次世代の日本を担う皆さんのような高度人材を必要としている。ロジスティクスの世界は複雑で難しさもあるが、一方でそれ以上のやり甲斐や面白さもある。今回の講演を通じて、皆さんに少しでも興味を持っていただければ大変嬉しい。今後、何かしらの形で皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしている」と参加者にエールを送った。
講演の様子(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)