物流施設の敷地内など特定エリア内想定
ZMPは7月20日、業務用車両など様々なモビリティに後付け可能な「レトロフィット自動運転システム」の受注を開始すると発表した。物流施設の敷地内など特定のエリア内で自動運転することを想定している。
レトロフィット自動運転システムの構成イメージ図(プレスリリースより引用)
新システムはZMPが培ってきた自動運転の技術や経験、知見を基に設計した、自動運転に使用する各種センサー類と、全体を司る頭脳の位置を占める自動運転ソフトウェア「IZAC(アイザック)」で構成。ユーザーが自動化したい車両と新システムを接続することで、既存車両の自動運転を可能にする。自動化の対象はコンピューターで制御可能なことが前提。
IZACは乗用車だけでなく、建機、バス、宅配ロボットと多種多様なモビリティに活用された経験があり、走行場所も都心部の複雑な交通環境での実証をはじめとした様々な環境で自動運転の実績を重ねている。必要なセンサー類も豊富な知見があるため、自動化したいモビリティに最適な提案ができると強調している。
(藤原秀行)