スペクティ、サプライチェーンリスク管理プラットフォーム「Resilire」に災害情報を提供開始

スペクティ、サプライチェーンリスク管理プラットフォーム「Resilire」に災害情報を提供開始

グローバルサプライチェーンのリスク検知機能を強化

Spectee(スペクティ)は8月3日、サプライチェーン上のリスク管理を支援するサービス「Resilire(レジリア)」を提供するスタートアップのResilire向けに、災害情報の提供を開始したと発表した。併せて、レジリアは「Resilire」上でグローバルサプライチェーンの災害リスク検知機能の提供をスタートした。


(Spectee提供)

多くの企業がグローバル規模でサプライチェーンを展開する中、昨今の新型コロナウイルス感染拡大やロシアのウクライナ侵攻、度重なる自然災害など、サプライチェーン運営への影響リスクは年々増加している。世界規模でのリスク情報の把握が必要というサプライチェーン管理者からの声を受け、スペクティとレジリアは連携し、グローバルサプライチェーンのリスク情報をいち早く把握する機能を提供することにした。

「Resilire」は、サプライチェーン全体をクラウド上で管理し、災害時には影響のあるサプライヤーを⾃動的にリストアップするサービス。現在、国内の地震・⽔害・⼟砂・停電情報を取得しているが、グローバルで災害やリスク情報を提供するスペクティの「Spectee Pro」と連携し、SNS情報からグローバルの災害(地震、洪⽔、寒波など)、事故(⽕災、爆発、交通⼨断など)、インフラ⼨断(停電、断⽔等など)、事件(テロ、クーデター、デモ)といったリスク情報を取得できるようにした。

スペクティとレジリアは、本機能の利便性向上を図るとともに、より精度の⾼いグローバルリスク検知を実現するため、情報ソースの多⾓化などに取り組む。

(藤原秀行)

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