6月は7割以上と展望、高市首相「国家備蓄放出第3弾行わず」
政府は5月12日、首相官邸で「中東情勢に関する関係閣僚会議」を開催した。
席上、高市早苗首相は中東情勢緊迫化を受けた原油の代替調達の進捗に関し、5月は現時点で、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡を通らずに調達できる原油の割合が必要量の約6割に上る見通しと説明。
6月は7割以上に達すると展望した。特に米国からは前年同期比で約8倍、5月調達分からも2倍の量を確保できると解説した。
調達先を中南米やアジア太平洋に加え、中央アジア、アフリカにも拡大する予定という。
高市首相は代替調達の現状を踏まえ「6月に必要な原油を確保できる見通しが立つことから、今月(5月)は第3弾の国家備蓄放出を行わないこととする」との意向を表明した。
会議では併せて、国土交通省が、ディーゼル車の排ガス浄化に用いる高品位尿素水(アドブルー)の調達状況を報告。中小規模事業者を中心に、小口販売に使うポリエチレン製タンク「BIB」の供給が目詰まりを起こしているため、これまで通りの調達ができていないとの声が寄せられていると指摘した。
その上で、ポリ容器メーカーなどにBIBの安定供給を要請するとともに、トラックやバス、タクシーの事業者らに「前年同月と同量」を基本とした調達を行うよう協力を要請したことを明らかにした。
(藤原秀行)












