国交省が活用支援策、今夏めどに路線拡充の具体的方針も策定
国土交通省は2月6日、東京・霞が関で開いた社会資本整備審議会の道路分科会基本政策部会物流小委員会(委員長・根本敏則敬愛大教授)で、一度により多くの荷物を運べる「ダブル連結トラック」の導入促進について報告した。
この中で、運送事業者の活用を後押しするため、環境省と連携して車両の導入費用への補助を実施する考えを表明。併せて、高速道路のSAやPAで専用の駐車スペースを整備するなどの取り組みも進める方針を示した。
他にも、高速道路の合流部分で安全に本線へ入ることができる設計を検討するほか、SAやPAで駐車場予約システムを取り入れてダブル連結トラックが支障なく休憩できるようにすることも想定している。
さらに物流業界の需要を踏まえ、今年の夏ごろをめどに、ダブル連結トラックが走行できる路線を拡充する際の具体的方針を取りまとめる予定。
(藤原秀行)