経営効率化と事業基盤強化図る
三菱HCキャピタルは10月18日、米国で海上コンテナリース事業を展開する子会社のCAI International(CAIインターナショナル)と孫会社のBeacon Intermodal Leasing(ビーコン・インターモーダル・リーシング)の2社を統合させると発表した。
まずビーコンの全株式を保有する三菱HCキャピタル子会社のMHC America Holdings(MHCアメリカホールディングス、AHC)に対し、12月31日付で三菱HCキャピタルが保有するCAI社の全株式を現物出資し、CAI社を孫会社化。その上で、2023年1月1日付でCAIが存続会社となり、ビーコンを吸収合併する。
三菱HCキャピタルは2014年11月にビーコンを買収、海上コンテナリース事業に参入した。21年11月にはCAI社を完全子会社化し、事業規模の拡大を図ってきた。
AHCの下でCAIとビーコンを合併させ、経営の効率化と事業基盤強化を図る。2社の合併で三菱HCキャピタルはグループとして海上コンテナリース事業で世界3位の規模に浮上するとみられる。
(藤原秀行)