リニューアル需要の伸びに対応
オカムラは10月19日、長野県須坂市に冷凍・冷蔵ショーケースの製造を担う新たな工場を建設すると発表した。竣工は2024年7月、稼働開始は同年の11月をそれぞれ見込む。
同社グループは中期経営計画で既存事業強化・新規事業創出や重点取り組み課題への対応といった「戦略投資枠」として400億~500億円を設定しており、本件はその一環。
店舗向け什器を手掛ける商環境事業はスーパーマーケット、ドラッグストア業界などを中心にリニューアル需要が堅調に推移しており、今後も高水準の需要が継続すると予想。同社は主要製品の冷凍冷蔵ショーケース市場で順調にシェアを伸ばしてきた。
新工場の建設で一層のシェア伸長に対応した生産体制を構築し、遠隔監視システムなどの保守サービスの事業基盤を拡大するとともに、内製化率の向上などによるサプライチェーン全体の継続的なコスト削減を推進する。
新工場建設計画の概要
名称:冷凍冷蔵ショーケース新工場(仮)
所在地:長野県須坂市井上
敷地面積:約43,000㎡
延床面積:約24,000㎡
資金計画:自己資金
生産品目:冷凍冷蔵ショーケース
スケジュール(予定)
着工時期:2023年8月
竣工時期:2024年7月
稼働開始:2024年11月
(藤原秀行)