ドライバーの勤怠管理なども可能なオプション準備
綜合警備保障(ALSOK)は11月1日、運送事業者の点呼業務をリモートで実施可能にする「遠隔点呼導入支援ソリューション」の提供を同日、開始したと発表した。
遠隔点呼に必要な機器・システム一式のレンタル提供による初期費用の軽減を可能にしたほか、勤怠管理や車両鍵管理のオプションも準備している。システムは遠隔点呼制度で最も実績がある「e点呼PRO(東海電子㈱製)」を採用。全身撮影用のカメラも、防犯カメラとして使用している高品質なタイプを利用する。
より厳密な管理を希望する事業者には、点呼終了後に遠隔で車両鍵の保管箱を開放する仕組みやドライバーの勤怠管理などができるオプションも提案する。
他にも、遠隔点呼制度の利用開始に必要な地方運輸局(支局等)への申請・承認のための書類準備などをサポートする。
点呼をする側と受ける側の拠点数が1対1、健康状態の把握に体温計を利用、IC免許証リーダー無しの場合、レンタル費用は月額1万6874円(税込み)、保守料とシステム利用料は年額31万9000円(同)。
遠隔点呼システムの構成イメージ(綜合警備保障提供)
(藤原秀行)