全体でも33カ月連続プラス
ヤマト運輸が11月7日公表した10月の小口貨物取扱実績によると、宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は前年同月比2.6%増の1億4848万5265個で、4カ月続けてプラスとなった。
住戸のポストに入り、ECやフリーマーケットに使われることが多い小型の「ネコポス」も8.2%増の3272万6758個。2015年の取り扱い開始以降、伸びが続いている。
新型コロナウイルスの感染拡大や生活様式の変化に伴うEC利用の普及が取扱量を押し上げる状況が持続している。
宅急便全体の実績は、10月分から公表していないが、ロジビズ・オンラインが昨年公表の前年同月実績と比較したところ、3.6%増の1億8121万2023個。20年2月以来、33カ月連続で前年同月実績を上回ったもようだ。
企業がメーンのクロネコDM便は2.4%減の7288万9525冊と、宅配とは対照的に不振が目立っている。
(藤原秀行)