オリックス、化粧品・健康食品のDHC買収へ

オリックス、化粧品・健康食品のDHC買収へ

創業者から株過半取得で合意、ヘルスケア事業強化

オリックスは11月11日、化粧品や健康食品の通販などを手掛けるディーエイチシー(DHC)を買収すると発表した。ヘルスケア事業を強化するのが狙い。

オリックスが2023年3月期中をめどに、DHC創業者の吉田嘉明会長兼社長から保有するDHC株式を全て譲り受けることで合意した。取得額は未定。吉田氏は株式の過半を保有しているとみられる。オリックスは他の株主にも譲渡を働き掛ける方針。

吉田氏は株式譲渡の完了後、経営トップを退任する予定で、オリックスが事業承継する形になる。

DHCは1972年、翻訳業として創業。75年に株式会社化した。その後、化粧品や健康食品などに進出した。2022年7月期の売上高は905億円、営業利益は166億7600万円だった。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事