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仏エグゾテックの自動ピッキングシステム、ヨドバシカメラが採用決定

仏エグゾテックの自動ピッキングシステム、ヨドバシカメラが採用決定

ムランCEOらが来日会見で表明、日本で売上高300億円・マテハン業界トップ5入り目指す

フランス産業界初のユニコーン(時価総額10億ドル=1400億円=以上の非公開企業)となった新興ロボットメーカーEXOTEC(エグゾテック)のロマン・ムランCEO(最高経営責任者)兼共同創立者は12月6日、東京都内で記者会見し、今後の事業戦略などを説明した。

同社が手掛けている、3次元走行ロボットを活用した自動ピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」に関し、新たに家電量販店大手のヨドバシカメラが採用することを発表した。

Skypodは搬送ロボットが前後左右上下に走行し、積み重ねたラックに収めている「ビン」と称する専用設計のトレーやケースの中から必要なアイテムが入ったものを取り出して作業者の手元まで自動搬送する。日本で「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが物流拠点に採用したことで知られる。

日本ではIHI物流産業システム、オークラ輸送機がパートナーを務め、現在は国内でシステムが15台、ロボットが約1000台稼働しているという。


Skypod(オークラ輸送機ウェブサイトより引用)

ムランCEOは会見で「先が見えづらい時代だが、われわれのシステムは柔軟に、その時々のニーズに対応できるので、数年先でもお客様にお任せいただける」と強調。世界経済の成長減速でECの需要の伸び鈍化が懸念されることについては「当社のシステムの需要が低迷する兆候は全く見られない。世界各国で人手不足の問題が浮上しており、われわれのお客様でも長く続く問題だと思う」と指摘。中長期的にも物流業務効率化のニーズを獲得していけると自信を見せた。

EXOTEC日本法人のEXOTEC NIHON(エグゾテック二ホン)の立脇竜社長は「(ファーストリテイリングやヨドバシカメラのように)日本の厳しい会社様からもお墨付きをいただけた。さらに日本でビジネスを発展していきたい。いろんな業界にシステムを提供し、倉庫と物流に革新をもたらしていきたい」と決意を表明。スピード出荷が可能な高性能を訴えていく姿勢をアピールした。

2025年に向けた国内の事業目標として、売上高を300億円まで伸ばし、物流のマテハン業界のトップ5にランクインしたいと明言。卸・小売業やEC、3PL事業者のほか、工場の構内物流にも利用を積極的に働き掛けていく考えを明らかにした。

会見に同席したヨドバシカメラの藤沢和則社長は「フランスの合理性を反映した非常に素晴らしい製品。今年の夏、実際にシステムを見て今後の物流を任せられると思った。当社は日々850万SKUを扱っており、その数は増え続けている。いかに高密度で、限られたスペースの中で保管しながらスピーディーに出荷していけるか、そうした条件を満たす製品だと思った」と説明。物流業務を効率化してECのスピード出荷を促進し、商品の取り扱い増にも対応していく考えを明らかにした。


会見で撮影に応じる(左から)ヨドバシカメラ・藤沢社長、EXOTEC・ムランCEOと日本法人・立脇社長

(藤原秀行)

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