埼玉・越谷のグループ拠点、ロボットの有効性評価など担当
SBSホールディングス(HD)は12月8日、同社が「先端LT」(Logistics Technology)と称している物流領域向け先端技術の導入精度向上と運用の早期安定化を目的とした検証施設「LTラボ」を、12月1日に埼玉県越谷市のグループ物流拠点「物流センター越谷(SBSリコーロジスティクス)」内に開設したと発表した。
SBSグループは労働力不足解消や業務の生産性向上を企図し、SBS東芝ロジスティクス、SBSリコーロジスティクス、SBSロジコムなどの主要事業会社が中心となり、物流現場にロボットソリューションを積極的に採用してきた。
新規に開設したLTラボは、これまで各社が蓄積した経験と知見をグループで横断的に共有しながら、進化し続ける先端LTの活用を
加速、かつ早期安定運用を実現することを目的としている。
各種ソリューションの機能評価、倉庫管理システム(WMS)および連携したソリューション群の実証データ収集・有効性評価、メーカーへの改善、改良案のフィードバックなどを担当。グループ各社のLTに関するスペシャリストが集まる「LT企画部」が中心となり、検証作業を推進する。
現在、LTラボでは愛知県一宮市で2023年9月の稼働開始を予定している「物流センター一宮(SBSリコーロジスティクス)」で採用するロボットソリューション、および千葉県野田市で24年1月に稼働を始める予定の「野田瀬戸物流センター(仮称)(SBSアセットマネジメント)」内に開設するEC専用センター向けソリューションの検証作業を進めている。
さらに 23年1月からはSBSグループのロボットソリューション採用を検討中の既存・新規顧客の商品オーダー情報を、実際のロボットソリューションに流し込み、テストできる環境を整備する予定。対象ソリューションを順次追加し、既存拠点への導入も加速する構え。
ロボット動作検証。実績データ採取中
LT企画部メンバー。14人が所属(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)