重度訪問介護の患者家族も日頃から安心できると期待
バッテリー監視サービスを手掛けるイーコース(東京都中央区入船)は12月27日、災害時に給電できる拠点が分かる「電源ドナー」の先行予約販売をクラウドファンディングサイト「READYFOR」で12月20日に開始したと発表した。
イーコースは2016年から電動フォークリフトのバッテリーをより長く安全に使用するためのバッテリー監視サービス「点検なび」を展開している。
災害発生時に避難場所へ行けば電気の供給は受けられるものの、優先的に電気の供給を受けることは困難なのが現実。そのため、「点検なび」で把握する電動フォークリフトの電力情報を地図アプリに表示、平常時から給電拠点として明示しておく無償アプリ「電源ドナー」を開発した。
電動フォークリフトのバッテリー蓄電量は一般的な車両で1台当たり、定格1万9200Wh(定格48V 400Ah)あり、1つの拠点で複数台数が稼働している。通常業務で使用されており、定期的に保守も行われているため、バッテリー(直流)からは変換器(インバータ)があれば、コネクタ接続で交流100Vを取り出すことが可能。
災害時に避難所に避難することが困難とされる災害時要援護者(要支援者)が使用する電動の医療機器に必要な電力は、家族や介護者(ヘルパー)が予備バッテリーと充電器を持参すれば、電動フォークリフトから給電が可能になるとみている。
■プロジェクト概要
プロジェクト名: 【災害対策】重度訪問介護の患者さん家族も日頃から安心できる給電拠点
期間 : 2022年12月20日(火)10:00~23年2月14日(火)23:00
内容 : 電力を変換する際に必要となる変換器(インバータ)を設置する給電拠点を増やし、電源ドナーアプリに無償で掲載し情報を発信する。
URL : http://readyfor.jp/projects/111075
<製品概要>
商品名: 電動フォークリフト用インバータ(変換コネクタ+収納ケース)
内容 : in DC48V out AC100V 1500W
(藤原秀行)※写真などはいずれもイーコース提供