ロジランド、大阪・八尾で2.6万㎡の物流施設開発へ

ロジランド、大阪・八尾で2.6万㎡の物流施設開発へ

関西3件目、24年9月竣工見込む

ロジランドは1月10日、大阪府八尾市で新たな物流移設「LOGI LAND八尾」の開発用地を取得したと発表した。

地上4階建て、延床面積2万6422㎡を計画しており、今年5月の着工、2024年9月の竣工をそれぞれ見込む。

関西エリアでは大阪の「LOGI LAND東大阪」、滋賀の「LOGI LAND野洲」に次いで同社で3件目の開発プロジェクトとなる。


「LOGI LAND八尾」外観完成イメージ(ロジランド提供)

近畿自動車道の東大阪南I.Cから約2.5km、大阪市内と奈良方面の東西を結ぶ阪神高速道路と大阪府内の南北をつなぐ中央環状線の結節する東大阪荒本I.C(東大阪JCT)から約3.4kmに位置。大阪市内や大阪府内外へのアクセスに強みを持つ。

新物件の北側約1.7kmに近鉄奈良線の若江岩田駅、南側約2.4kmに近鉄大阪線の近鉄八尾駅と久宝寺口駅が存在し、周辺に住宅地も多いため、同社は従業員確保にも優位性があると見込む。

バース前面車路部分はおおむね幅員13m程度の物件が多い中で、新物件は2倍以上の32.5mを確保。ロジランドが標準仕様と設定している、雨天時の荷役にも有効なピロティタイプトラックバースの採用に加え、約8mの庇を設置し、大型ウィング車の荷さばきなど広い前面車路部分も有効に利用できるようにする計画。

新物件の従前の敷地は2カ所ある出入口のうち1カ所の接道する道路幅員が狭く、大型車の運用が困難だった。同社が市や近隣との協議の上、道路の拡幅・整備を進め、大型車も運用可能な物流施設にする。
 
使い勝手向上のための取り組みが奏功し、関西エリアの2物件を含め、現時点で開発する全ての物件は竣工前にテナントが決定しているという。

「LOGI LAND八尾」物件概要
所在地    大阪府八尾市泉町三丁目17番他
アクセス   近鉄奈良線「若江岩田」駅より約1.7㎞
       近畿自動車道「東大阪南」I.Cより約2.5㎞
敷地面積   15,852㎡(4,795坪)
延床面積   26,422㎡(7,992 坪)
構  造   鉄骨造
規  模   地上4階建
着  工   2023年5月
竣工予定   2024年9月


地図(ロジランド提供)

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事