日通がEVトラックを国内初導入、23年中に10台計画

日通がEVトラックを国内初導入、23年中に10台計画

三菱ふそう製、近距離の引っ越しや配送業務などに活用へ

NIPPON EXPRESSホールディングス(HD)は1月13日、グループの日本通運が、同社としては国内で初めて、EV(電気自動車)トラックを昨年12月に導入したと発表した。

輸配送領域の脱炭素化が強く求められているのに対応。三菱ふそうトラック・バス製「eキャンター」を横浜、福岡の両支店に1台ずつ採用した。2023年内に10台の導入を予定しており、近距離の引っ越しや配送業務などで活用する。


(プレスリリースより引用・左が横浜支店、右が福岡支店)

NXグループは長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、「気候変動への取り組み」を重要課題(マテリアリティ)の一つに設定。CO2排出量を2023年度までに13年度比 30%削減する目標を掲げている。

既にLPG(液化石油ガス)車やハイブリッド車などの環境配慮車両を国内で1万2000台以上導入し、自社事業からのCO2排出量削減を促進。昨年7月にはトヨタ自動車など主要自動車メーカーが出資するCJPTが主催するエネルギーマネジメントシステムの構築・社会実装に参画、30年までにカーボンニュートラル車両(燃料電池トラック)23台の導入を計画している。

(藤原秀行)

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