多様なマテハン機器やロボットの一元制御実現
安川電機グループのYE DIGITAL（YEデジタル、旧安川情報システム）は2月1日、ホームセンター国内最大手のカインズが三重県桑名市に建設中の大型物流拠点「カインズ桑名流通センター」で、YEデジタルの倉庫自動化システム「MMLogiStation」を採用することを決めたと発表した。
2024年2月の稼働開始に向け、導入の準備作業を進める。
「カインズ桑名流通センター」のイメージ（カインズ提供）
「IT小売業」を標ぼうするカインズは全国に展開する店舗へ円滑に商品を供給できるよう、物流センター網と配送体制、店舗作業の標準化・簡素化につながる物流システムの構築に注力している。
カインズ桑名流通センターは地上4階建て、延床面積約9万5000㎡の予定。取引先から納品された商品を中京地区各店舗へ配送する店舗配送機能を担う西日本最大の物流拠点「マザーセンター」として運営する。
同センターは物流サービスレベルの向上を目指し、7社から最新のマテハン機器やロボット設備を活用してで保管・出荷能力を高めることを計画している。各マテハン機器やロボット設備を一元制御・同期できるよう、 WES（倉庫実行システム）としてYEデジタルの「MMLogiStation」を使用することにした。
カインズが全社横断で使用しているWMS（倉庫管理システム）から倉庫ごとに導入される機器や設備の制御部分（WCS＝倉庫制御システム）を分離し、柔軟な設備構成、運用フローを実現。さらに、稼働開始後の新たな設備の追加もプラグインでスピーディーに実現できるという。
システム運用のイメージ
（藤原秀行）※いずれもプレスリリースより引用
