ソリューションの汎用性向上図る
ドコマップジャパンは2月6日、自社開発した車両の位置情報管理システム「DoCoMA（ドコマップ）」に、内閣府の国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）スマート物流サービス」で策定された「物流情報標準ガイドライン」のデータ項目定義を活用、2月にサービスを開始すると発表した。
ドコマップジャパンはかねてより運送業界のIoT化を進めるに当たり、運送にまつわるデータの共通フォーマットが必要だと感じていたが、システムの土台となる標準環境を自社だけで開発するには多くの困難があり、実現には至っていなかった。
SIPスマート物流サービス研究推進法人からの提案を受け、物流業界をはじめ多くの企業の賛同を得ている物流情報標準ガイドラインの利便性の高さに魅力を感じ、導入することを決めたという。車両位置管理のソリューションの汎用性向上を図る。
ドコマップではこれまでも、車両の位置情報のほか、用途に応じた会社情報や車両情報、運転手情報を登録・管理し、データとして出力することが可能だった。
今後は出力するデータの情報項目を、物流情報標準ガイドラインのデータ項目定義を活用することで、企業ごとに異なっていた情報項目が統一され、荷主や運送業者といった外部企業とのデータ共有が容易になり、提出書類や通行許可申請などデータを活用する場面が広がると見込んでいる。
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準拠したメッセージとデータ項目
・法人基本情報
法人番号/会社名/ふりがな/英語表記/郵便番号/住所/国名コード/都道府県コード/市区町村コード/郵便番号コード/マスタ登録日/マスタ終了日
・車両情報
車両管理番号/自動車登録番号/運輸支局名/種別/記号/車両番号/車両使用者法人番号/車検満了日/車台番号/車両種別/トラクタ/トレーラ/最大積載量/荷室高さ/荷室幅/荷室長さ/荷台形状/パワーゲート/ウィング/冷凍・冷蔵/クレーン/マスタ登録日/マスタ終了日
・運転手情報
社員番号/免許種類/フォークリフト/備考欄
（藤原秀行）※いずれもドコマップジャパン提供
