荷物を自動で取り込み床下の収納目指す
住宅、建築物に関する基準の策定や評価・認証に関する事業などを展開するゼロキョリ(東京都千代田区神田錦町)は10月29日、戸建て住宅における置き配自動受け取りの実現に向け、ロボット床下収納-ENNOSHITA-の第1期モデルハウス実装開発パートナーとして、ハウスメーカーや工務店などのビルダー3社を全国から募集すると発表した。
実証実験は、住宅デバイス共創機構を通じてビルダーと連携し、ロボット床下収納「ENNOSHITA entry」のプロトタイプをモデルハウスに導入。実際の住宅環境で運用・検証を行う。床下環境のデータ取得や継続的な運用を通じて、置き配自動受け取りの住宅実装に向けた課題を把握するのが狙い。

ENNOSHITA entryに置き配する様子
ゼロキョリは、置き配の荷物を住宅内に自動で取り込み、床下に収納するシステムの実用化を目指している。
ロボット床下収納-ENNOSHITA-は、ロボットとエレベーターが連携して荷物を運び、住宅の床下に収納する仕組み。床下空間を活用することで、居住空間に設ける収納を減らし、収納量を維持しながら住宅をコンパクトにすることを狙いとしている。
今回の実証実験では吊下式の搬送機構を採用した「ENNOSHITA entry」の実証実験用プロトタイプを使用。走行式のように走行面となるコンクリートスラブを必要としない構造により、導入コストの低減を図る。
搬送対象を絞ることでシステムを簡素化し、新築住宅に加え、既存住宅への導入も視野に入れ、幅広い住宅での実装につなげたい考え。

ENNOSHITA entry取り付け位置の断面図

パケットC(右端)待機モード

パケットB(中央)待機モード

荷物昇降用のエレベータをカップボード(奥行450mm)に組み込んだイメージ
開発パートナーには、実際の住宅環境での継続的な運用や床下環境データの取得、取材・見学への対応などを通じて、住宅への実装と実用化に向けた検証に協力してもらう予定。
対象となるモデルハウスは新築・既存を問わず、構造・工法についても、原則として幅広く対象に含める。ロボットの運用に必要な床下有効高さとして、床下地面から大引き下面まで370mm以上を確保できることを条件にする。
(藤原秀行)※いずれもゼロキョリ提供








