利用低調で、10月以降に交換受け付けへ
日本郵便は2月21日、外国宛て郵便物を差し出す際の航空書簡と国際郵便はがきの販売をいずれも9月30日で終了すると発表した。
航空書簡は航空便専用の封筒兼用便せんで、世界各国に90円で発送できるが、販売枚数が低調なため、販売と取り扱いを終える。
今後も郵便物として不足分の切手を貼るなどすれば使える。簡易郵便局を除く全国の郵便局(ゆうゆう窓口除く)で10月1日から当分の間、他の郵便切手類への交換(無料)を行う予定。
一方、航空便専用の国際郵便はがきも世界各国に売価の70円で郵送できるが、同じく利用が低迷しているため販売を終了する。10月1日以降も使用は可能。簡易郵便局を除く全国の郵便局(ゆうゆう窓口除く)で10月1日~11月30日の間、他の郵便切手類への交換(無料)を受け付ける予定。
日本郵便は併せて、万国郵便条約の施行規則改正に伴い、国際郵便約款を一部変更することも発表した。
税関告知書のCN22とCN23は従来、内容品の価格に応じていずれかを添付する方式だったが、6月1日以降はどちらでも差し出しすることが可能になる。また、CN22の添付場所の指定を廃止し、郵便物の外部であればどこでも添付できることにする。
また、国際郵便物を送る際、先方に郵便料金の負担をかけずに返信を受け取る場合に利用する国際返信用切手券に関し、日本国内で引き換える場合の料金額を10月1日から日本郵便が定めるものに合わせる。
(藤原秀行)