西濃運輸、大卒新入社員対象に奨学金立替制度を創設

西濃運輸、大卒新入社員対象に奨学金立替制度を創設

一括肩代わり返済、利息負担解消

西濃運輸は2月22日、大卒の新入社員を対象に「奨学金立替制度」を創設すると発表した。

大学進学率が上がる中、高額な学費や生活費を賄うことができず、奨学金を借りる学生が増えていることを重視。同社でも2020~22年入社の大卒総合事務職を対象に行ったアンケートによると、約25%が奨学金制度を利用しており、借入金額は100万~300万円が多く、10~20年かけて月1万~2万円を返済していることが分かったため、新制度創設に踏み切った。


調査対象:2020~22年に西濃運輸へ入社した大卒総合事務職160人(回答数112件)(西濃運輸プレスリリースより引用)

新制度は入社した従業員が大学在学中に利用していた奨学金を会社が一括肩代わり返済(金利分は西濃運輸共済会が負担)することにより、利息分の負担を解消。返済開始時期は、一定の年収を超えるまで猶予されるため、生活に支障を来さない環境を整えることが可能になるとみている。

(藤原秀行)

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