厚労省の規格改正に対応した製品をフルラインアップ
古河ユニックは3月11日、小型トラック(車両総重量5~8トン)の荷台に架装するユニッククレーンの安全機能を強化したモデルの販売を開始したと発表した。
昨年2月に厚生労働省の構造規格が一部改正されたことを受け、同社では対応するモデルの開発・販売を順次進め今回でフルラインアップ化が完了した。
新たに発売した「URP244RA1」および「URU220」シリーズは、定格荷重を超える恐れがある際に2段階警報で注意を促す「ML警報型」と呼ばれる定格荷重指示装置を標準装備。過負荷作業によるクレーンの破損や転倒事故を未然に防止する。またアウトリガーの最小張出や車両前方領域を検知して自動で性能を切り換える機能も搭載している。標準価格(税別)は前者が299万円から、後者が266万円から。年間販売目標は全機種合計で130台を見込む。
同社では昨年10月に販売を開始した安全強化型「ユニッククレーン|G-FORCEシリーズ」(小・中・大型トラック向け)をはじめ、今年1月に超大型ユニッククレーン、2月にはミニクローラークレーンでそれぞれ規格改正に対応したモデルを投入している。
(鳥羽俊一)