建設現場への技術展開も検討
準大手ゼネコンの安藤ハザマは3月31日、東京大学発のスタートアップで自動運転技術の開発を手掛ける先進モビリティ(茨城県つくば市)に出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
先進モビリティは無人運転バスや隊列走行トラックの技術開発・事業化を目指している。
具体的には、経済産業省と国土交通省が策定した「自動走行の実現に向けた取組報告と方針」Ver.4.0のロードマップで提示された、2025年度以降の商業化を目指す「トラックの一部無人化隊列走行」を実現させることで、「ドライバー不足による路線バスの廃線・住民の利便性悪化などの地域の交通・物流に関する課題解決」や「新しい街づくりによる地域の活性化」など、サステナブルな社会の実現を後押しすることを目指している。
安藤ハザマは先進モビリティの事業拡大に必要な資金を出資するとともに、同社が研究開発を進める自動運転など各種技術の建設現場への展開などの協働も検討していく構え。
会社概要
会社名 | 先進モビリティ株式会社 |
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所在地 | 茨城県つくば市緑ケ原4丁目13番地 |
代 表 | 代表取締役 青木啓二 |
資本金 | 95,000千円(2023年3月20日現在) |
事業概要 | ・車両自動運転システムの研究開発、製造および販売、委託開発業務 ・大型車両(バス・トラック)の自動運転システムの装置提供、メンテナンス ・自動運転システム運用のサポート |
(藤原秀行)※写真はプレスリリースより引用