東北エリアの中継拠点として期待
ジーエルアール(GLR)インベストメントは3月31日、岩手県一関市でサンリツから物流倉庫を同日付で取得したと発表した。
地上4階建て、延床面積は1万2953㎡。1992年8月に竣工した。取得額は開示していない。
不動産ソリューション部の自己投資事業の第3号案件となった。建物のリノベーション工事と管理体制の見直し、テナントリーシングによるリースアップを行い、当該物件の価値とともにテナント満足度の向上を図る。
GLRは併せて、今回の案件を手始めに、全国の中小倉庫への自己投資を推進する計画。
「一関ロジスティクスセンター」外観写真(GLRインベストメント提供)
一関は盛岡市と仙台市の中間地点で新幹線の停車駅があり、東北地方で半導体企業群が集積するエリアに近接。当該施設は東北自動車道の一関ICから約6km(車で15分)の一関東工業団地内に位置しており、東北エリアの中継配送拠点としての立地特性も有している。
今後も物流に特化した不動産コンサルティング会社として、物流倉庫のテナント候補の物流会社や荷主企業、デベロッパー、国内外投資家など幅広い顧客層に対し、質の高いサービスを展開していく構え。
【物件概要】
名称 :一関ロジスティクスセンター
売主 :株式会社サンリツ
所在地 :岩手県一関市東台14番43号
交通 :東北自動車道「一関」ICより約6km、JR東北新幹線「一ノ関」駅より約4km
用途地域:工業地域(一関東工業団地内)
竣工時期:1992年8月
構造 :鉄骨造 地上4階建
敷地面積:6,738.52㎡(2,038.44坪)
延床面積:12,953.52㎡(3,918.43坪)
天井高 :1階 約5.5m
床荷重 :1階 1.5t/㎡
用途 :倉庫、事務所
(藤原秀行)