高速搬送装置など、上方からも稼働状況を見学可能
産業用ロボットシステムの製造などを手掛けるワイエムジー（YMG、愛知県豊橋市）は4月25日、自動搬送装置の常設展示場 「キャリアパーク」を3月に開設したと発表した。
粗材搬入から完成品搬出までの工程を一貫して見学することが可能。
高速搬送装置「ガントリーローダー」など新規開発した多種多様な搬送装置を数多く展示。大きく分けると8個の機械を使っているという。
また、実際に搬送装置を動かしているところを上方から見ることができるよう配慮。工場内で使われている自動化を凝縮していると強調している。
ガントリーローダーは”ガントリー＝門型”と”ローダー＝充填機”を合わせた搬送システム。工作機械の上方に設置し、ワークの搬送や設置、取り出しなどの動作を素早く・正確に行う。同社が手掛けているガントリーローダーは300m/min（当社調べ）で搬送できる。搬送対象物の最大重量10㎏まで対応可能。
キャリアパークではこのほか、多段積みのトレーをパレットに積み込むガントリーパレタイザー、立体自動車倉庫システムに使用されるビジョンセンサーを用いたピッキングロボットなどもお披露目している。
（藤原秀行）※いずれもYMG提供
